color air 3月15日、ロンドン→グラストンベリーへ 忍者ブログ

早朝5時30分に起きてこっそり支度。
同室の人に元気でね、と挨拶をして
ユースの地下に荷物を預け(£2)
残金があるカードでネットをする。
一通り連絡してからチェックアウト。


9時30分の列車だけれど、まだ2時間あるしどうしよう。
そうだ、ロンドンブリッジを眺めよう、と
思ったのが悪夢の始まりだった・・・


通常£1.7の交通費(オイスターカードでは)ですが
9時30分前は£1.9。通勤の波に乗ってTower Hill 駅へ


霧がかかってる

 


 
通勤中のみなさま


建設ラッシュ

混んでいるから次の電車に、なんてしていたら
思いのほか時間がかかり、到着して写真を撮ってすぐさま駅へ。

もしや9時30分ぎりぎりかも!と思って走って駅に向かうも、
目の前で目的地行きの電車に行かれてしまった。


インディアンのようなカッコイイおじさま駅員に
「次のパディントン行きは何時ですか?」「12分後」「!!」 

半べそになりながら事情を話すと
「早く来ないとだめじゃないか、、間に合うよ、そう願うよ」
明らかにムリなのに、気を使っていただきまして、、


結局10分遅れの9:40着でパディントン駅到着。

列車が止まっていたのでもしや遅延!?と
わずかな希望をもって掃除の女性に聞いたら
「あらあなた 乗り遅れちゃったわよ!」

やっぱり(泣

自分の馬鹿さ加減に苛立ちと情けなさで
べそべそしながらチケットセンターに行くと、
昨日の受付インド人男性が私を二度見した。

ごめん、指定席までとってもらったのに やっちゃったよ、、

今日の受付は肝っ玉母ちゃんのような女性で、
しょんぼりして事情を話した私に
「うーん、、新しいチケット買うしかないわね。£34よ」

仕方ない。無駄な出費になったけれど、
時間に間に合わなかった自分が悪い。
べそりながらチケットを購入。

「1番乗り場よ、今度は遅れちゃダメよ」と
何度も念押しされて列車に乗ったのでした。

で、前ページにある左上のチケットが買いなおしたチケット。
乗り遅れなんて初めてで、そのことにショックだったけれど
時間に甘い自分への教訓にもなりました。

今迄なんとかうまくいってたから
ルーズになっていたんだろう自分への戒めです。深く反省。


30分遅れでブリストル・テンプル・ミーズ駅に到着したけれど、
ここからグラストンベリーまで行くバスは1時間に1本。

もしさっきの列車に乗っていれば
間に合ったかも、ってことになるかなと
思いながらバス停へ向かうと、すぐにバスがやってきた!
※バスは375か376番、乗っている時間は80分くらい。
 長旅なので、駅でトイレに行っておくべし。


1時間に1本ということもあり、バスは満員。
おじいさんの隣の席に座る。

田園を抜けずんずんバスが走る中、羊や牛のいろんなにおい、、
動物園に来たみたいだな、なんて思っていたら、隣のおじいさんに

「大丈夫かい?」「ええ、ありがとうございます」
「ホリデイなのかい?」「はい」
なにかと話しかけてくれた優しいおじいさん。
しばらくしたらバスがすいてきたので
「ありがとうございました」とお礼をいい別の席に移動。

※心配であれば運転手さんに
「グラストンベリーについたら教えてください」と
 伝えておいたほうがいいかも。
 なんとなくここかな、と思うところが2箇所くらいあり。
 間違って降りなくて良かった


ネットで見たことのあった
グラストンベリータウンホールが見えてきたので、
ピンポンを押して到着。


 
長旅だった


今度こそ乗り遅れないようバスの時間をチェック

帰りのバスの時間。11:53に乗らないと


宿のチェックインまでまだ2時間ほどあるし、
目的地のひとつ、チャリスウェルに行ってみよう。

ということで地図を見ながら歩く。
探しまくってネット印刷した唯一の便りの地図(左)
右下はB&Bでもらいました


ガイドブックにはほとんどグラストンベリーについて載っていないし、
今回はネットが頼みの綱。この地図なしでは目的地に到着できない、
まさに異国で冒険にチャレンジのような。ワクワク。


地図通り歩いていき、振り返ると
3分ほど歩いた先がいわゆる繁華街って信じられない

なんとのどかで静かなところよ。
人もほとんど見かけないし。
敷地はそんなに広くないようだけれど、全体的に平屋が多い。
横を向いたら大きなオウムがいた


それにしても、どの角を曲がったらいいかさっぱりわからない。
道を聞きたくても人がいないし通らない。


困ってきょろきょろしていたら、やっとのこと
ガーデニングをしている恰幅のいいおじいさまがいらした。

「すみませーん」聞こえない。
もう2度ほど「あのーすみませんー」
やっと気付いてもらえ、チャリスウェルまでの道を聞く。

わかりにくい私の英語に一生懸命耳を傾け丁寧に答えてくれて、
こちらも聞き漏らさぬよう懸命になっていたら
「君はパピー(子犬)のようだな」とおじいちゃん風味丸出し。

お礼をしっかり言って立ち去るときに「よい旅を!楽しんで!」
聖ミカエルの塔、グラストンベリー・トール!


あそこまで登れるかしら。
ちっさい人が動いてるように見えるけど。

まずはこちらのふもとにある聖なる水のあるチャリスウェルが先。


 
ひたすら田園が広がる


 


 


歩いていたら、やっと人と合流

 
きっとこの人たちも同じところに行くに違いないからついて行ってみる


 
途中魔女っぽいお宅が沢山ある。
よーくみると玄関の上にはペンタグラム


あちこちでミディアム(霊感で人を視る)のリーディングや
各種セラピー活動していて、お知らせの張り紙がしてある。


そんなこんなで無事到着
 
Chalice Well


こちらは数多くの不思議ないわれがある場所で

・イエス・キリストが最後の晩餐で使用したした
 聖杯(チャリス)を弟子がこの場所に埋めた

・ライオンの口から流れ出る赤い水は
 キリストの血を感じさせる癒しの水

・ジョン・レノンの名曲「イマジン」は天使のベンチと呼ばれる
 スペースで作り上げた、などなど。。

そしてオーラ・ソーマ(カラーセラピーシステム)に縁深く、
創設者の方がこちらでインスピレーションを得たとか。
  
このベンチに座ってみると


 
この景色が見えました 黄水仙がきれい

 
いろいろな花が咲いている


 

入り口で「ライオンの口から出ている水は、
下のグラスで飲めるからね。
ペットボトルケースも販売してるわよ」と教えてもらいました
ということで飲んでみる


 
鉄っぽい味。なるほどー
神聖なので持って帰る人もいるらしいけれど、私はいいや。



 


 
それぞれがこの井戸に体を向けて瞑想していました

ここにはヨセフが運んだ
キリストの聖杯を沈められているという噂もあり。
覗き込みましたが、なんとも不思議な感じ。


聴こえるのは鳥の声と風で木がさざめく音。
誰もつまらないことを話さず、
初めて会う人でも目でにこやかに挨拶。
なんて気持ち良い空間。。

 









天使のベンチ












すらっとしたステキな男性が天使のベンチで瞑想中、
たまたま目があったら「ハロー!」とにっこり。

その彼が今度は芝生の上でごろーんとしていたので
私もマネして、その近くでごろーんと大の字。

横をみたら、真ん中あたりにトールが見える





ゆっくり歩いて瞑想する人
車椅子から降りて歩く練習をしている人
儀式をしている人、本を読んでいる人。

リラックスして、それぞれがゆったりと過ごしていました。
最もパワーのある神聖な場所。
私たちが本来持っている自然なスタイルや無理のない姿で
安心・安全(この言葉がしっくりくる)なスペースでした。


ここだけで1日過ごせそう。何もしない贅沢。
名残惜しいけれどそろそろトールにいかないと。

チャリスウェル出口付近の雑貨販売店で


ステンドグラスのようにガラスに貼るシール£4.25、
気に入った言葉が書いてあるカード2枚 各 50p
(限定のフラワーエッセンスもありました)


次は呼ばれた人しかいけないという、聖ミカエルの塔へ。

異界への入り口とも言われている場所らしく、多くの人が
発光するものを見たとか、不思議な出来事が沢山あるらしい。


呼ばれたかどうかはわからないけれど行っちゃうよ!と
張り切って丘を登りはじめましたが、
ふうふう言いながら歩いては休むを繰り返して

かなりの距離を歩いてきました







ついた!








 


 


 




このままずっといたかったけれど、冷え込んできたので丘を降りる



かなり急だし道が細い


 
登る時も降りるときも無理せず一休みしながら


前を行く仲良しカップル




そして本日の宿に到着。
Apple Tree Guest House
振り返るとみえた!なんていい場所


ピンポーン、と押すと優しい女性がでてきた。
「あぁ、会えて嬉しいわ!日本の家族は大丈夫なの?」など
矢継ぎ早の質問。
今回の地震でこれなくなったのではと相当心配してくれていたらしい。


家族の安否や思いのほか到着が遅れたのは
チャリスウェルとグラストンベリートーに行ってたから、と
伝えたら安心していただけた。もう少し早くくれば良かった。
部屋の名前はブリジッド。すべてがロマンティックで可愛い



缶の中にはビスケット、チョコレートにコーヒー!薄型TVは日立
なにからなにまでお気遣いいただいて

部屋には洗面所、大きな鏡もクローゼット。
きっと娘さんの部屋だったんだろう、心地良い。
たった1日だけなんてもったいなかったな。


晩御飯を買いに繁華街へ
しかし17時には殆どクローズという商売っ気のなさ
不思議な占いの館やグッズ販売店がかたまって営業


スパイスのお店とかパワーストーンとか、見始めるとキリがない。
半分以上は閉まってるけど、オーガニックハーブをいくつか購入。

そういえば、どこのお店に入っても店員さんが
みんなあくびをしているし、ラジオから流れる曲にあわせて
歌っていたり自由だった。


自由といっても街中には酔っ払っている人が多い上、
アジア人は少ないようでじろじろ見られる。
お店に入ろうと思ったけれど、
スーパーでなにか買って部屋に戻ったほうが安心。


ということで繁華街唯一のスーパーに入ると、
結構充実した品揃え。ツナとコーンのパスタサラダと苺ヨーグルト、
ビールを1本持ってレジに行くと

「あら、あなた飲んでいい年なの?ID見せて」 !
パスポートでいい?と見せると年齢を何度も確認している。
年齢を言うと「あなた若く見えるわね!」
おじ様にパピーと呼ばれビールを買うとき若く見られ、、ミラクル。  

ぽくぽく歩いて部屋に戻ってから
(鍵はもらってるので好きな時間に行動できる)
TVを見るも、ずっと日本の地震関係ばかり。
見れば不安になるけれど、知らずにいるのも不安。もやもや、、


食事が終わってお風呂に入って(熱湯が出て湯船に浸かれる!)
久々にゆっくり眠る。


ふかふかのちゃんとしたベッドで眠るのは何日ぶりだろう。















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