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ルドンの黒
2018.04.21 Sat 07:00

4月8日放送 日曜美術館
「見えないものを見る~オディロン・ルドンのまなざし~」
ルドンが好んで使っていた黒について語られていました。

ざざっとまとめてみます

・パリが印象派などの新しい色彩にわいていた時代、
なぜかルドンは色を使わず黒で描いていた

・「黒は最も本質的な色である。それはパレットやプリズムの
美しい色彩よりもはるかに優れた精神の代理人である」

・色を使えば目に見えるものは表現できる。
しかし見えないものを表現する手段としてルドンは黒にこだわった

・ルドンにとって単なる黒ではなく、黒の中に人間の命と心、
それが一緒に入っている。まるで私たち人間の種子みたいなもの
(多摩美術大学教授 本江邦夫氏)

・色彩のごまかしがきかない分、自分の表現したいものが出てくる。
色に入っていくと色に引っ張られて、あまりにもエンターテイメントで
色で十分味わって納得した気持ちになってしまう。
その色に引きずられる前に何かを掴もうとするとき、黒の1本の線で
確認していく作業を誠実に行うしかない。
(アーティスト 鴻池朋子氏)

・黒を使って独自の世界を表現してきたルドンだが
40代から画風が一変する。色彩を使うようになり
ルドンのシンボル的モチーフの「目」が閉じられて
描かれるようになる。

・かつて黒のみで描いていたが、黒の中に光が差し込んでいた。
実は色を意識していて、使うタイミングをうかがっていたのかもしれない

・ルドンの言葉「私は色彩と結婚した。もうそれなしではいられない」
晩年まで色鮮やかな作品になっていく




黒に特別の想いを込めて描く画家は多いけれど
ルドンの黒は強烈な不気味さと純粋さを感じるんですよね。


ルドンー秘密の花園|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
5月20日まで




















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