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ことわざの
「いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)」。
意味は、菖蒲も杜若もよく似た美しい花で、
区別するのが困難なことからどちらも優れていて
選択に迷うことを例えています。
逆に見分けがつきがたい、という意味にも用いられます。

見分けがつきにくい、といえば
あやめとしょうぶ、かきつばた。

しかも、あやめとしょうぶはどちらも漢字で書くと「菖蒲」

色では違いがあります

比べるとアヤメのほうに赤味、ショウブのほうは青味が強い。


さらに属性でいえば
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブはアヤメ科アヤメ属、
端午の節句で湯船に浮かべるしょうぶ湯用ショウブは
サトイモ科のショウブ属(ややこしい!)。

本来違うものなのに、なぜ漢字が同じになったのかは
葉が似ていたのでアヤメとショウブが
ごっちゃになって伝わっちゃった説が通説のようです。

マメ知識ですが
菖蒲湯として用いるショウブには漢方薬成分があり、
神経痛や痛風、鎮痛効果が期待できるとか。

香りも強いことから、端午の節句には
天皇はじめ文部百官全員が、
菖蒲の鬘を冠につけ邪気払いをしたとのこと。
加えて菖蒲=勝負、尚武(武道・武勇を重んじること)と勇ましく、
縁起の良い名前なので好まれたそうですよ。













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