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以前「美の巨人たち」でフランス・シャルトルにある
荘厳なゴシック建築、シャルトル大聖堂を特集していました。

当時の建築家たちの知恵が至る所に生かされ、
内部に入った途端に目線は自然と天井方面に向くような
尖塔アーチデザインになっています。
祈りをささげるとき、
ゆっくりと天に近づくような不思議な感覚。

それにくわえて
聖堂の壁にはめ込まれている中世のステンドグラス
(176枚、総合計2500メートル以上!)には
いくつもの工夫がされていました。
光の聖書とも言われるステンドグラスには
アダムとイブやキリストの受難などだけでなく、
庶民の日常や職業を描いているものが混在しています。

それらを表現する肝心の材料、ガラスの主成分には
二酸化ケイ素が通常のガラスより多く含まれていたため、
シャルトル大聖堂独特の透明感ある青が出来たそうです。

さらに「七色の光」を発するといわれるステンドグラスは
ガラスの表面が平らではなく、厚さが均等ではないので
光が散乱し、隣のステンドグラスと光が混ざり合います。

例えば、青の隣に黄色のガラスがあった場合、
紫色の光を発するのです。
計算されたステンドグラスの配色と
どんな小さな願いも届きそうな、天井の高い聖堂。

時間ごとに光の表情を変える
その場所に行ってみたくなりました。


・・・・・・・


シャルトルブルーといえば、万年筆もありますね


これは欲しいかも。
















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