color air 夢買いの話 忍者ブログ

[2012年の過去記事より]

最初から源頼朝に興味があったように
NHK大河ドラマ「平清盛」で描かれていましたが、
政子の単なる恋心だったのか大きな野望があったのか
本当のところはわかりません。

しかし「夢買い」で縁と運をガッチリ掴んだ
尼将軍・北条政子について。


政子の妹(後に頼朝の弟・阿野全成の妻となる阿波局)が
日月を掌につかむ奇妙な夢を見た。
妹がその夢について政子に話すと、
政子はそれは禍をもたらす夢であるので、自分に売るように勧めた。

不吉な夢を売ると禍が転嫁するという考え方があった。
妹は政子に夢を売り、政子は代に小袖を与えた。
吉夢の通りに政子は後に天下を治める頼朝と
結ばれたとする夢占いの逸話がある。


私が聞いたのは、政子の妹が
「高い山に登ると着物の袂に月と日が飛び込んできて、
3つの橘の実のついた枝を頭に置いている
(髪飾りにしてさしている)夢」でした。

掌で月日をつかむなら自分の意思で、
袂に飛び込んでくるなら目に見えない運や
自分以外の力が大きく働いたのかなーと
意味が変わりそうな気がします。

とはいえどちらも吉夢ですね。

で、その夢解きを姉の政子に求め、
ピンときた政子は夢主の妹に恐ろしい夢だから
私が買い取るといい、鏡や着物と交換したとのこと。

そして源頼朝の正室となり、政治を操る
頭脳明晰で強かな尼将軍になったそうな。

ちゃっかりというかなんというか...
まぁ人の上に立ち世の中を動かそうと思うなら
抜け目ないくらいに動かないとダメなんでしょうけど。
いい夢を見たら人に話してはいけない、といいますが
もしかしたらこんな理由があるからかもしれませんね。













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