color air 一瞬のはかない美の記憶 忍者ブログ

[2014年12月の過去記事より]
19世紀までの博物画・ボタニカルアート展
ビューティフルからグロテスク ~ 一瞬のはかない美の記憶 ~
渋谷LOGOS Gallery

緻密で繊細な石・銅版画の数々。
数百年前のものでも、驚くほど色鮮やかで官能的な美。

お金に糸目をつけなければあれこれ手に入るのに、と
悩みぬいて手に入れた一枚


アウロラ(オーロラ)

イラストにある神話の一部をご紹介すると

サフラン色の衣を纏い、
Lampos(光)・Phaethon(輝き)という名の
2頭の翼をつけた馬にひかれた戦車に乗り天空に駆け上がって行く。

彼女が天空の門戸を開くと、太陽の光がさっと宇宙に差し込み、
夜明の空は真っ赤に染まるので暁の女王、夜明けの女神、
薔薇色の指を持つ女神とも呼ばれている

その様子を表現した挿絵です。

その絵をよーく見てみると
アウロラ(イーオーエス・エオスともよばれる)は
星の冠をつけ、左手は手綱、右手には羽らしきものを持ち
たっぷりした生地の衣を身に着けています。

諸説あるようですが、右手で夜露をまき散らしながら
天空に昇っていくとも言われています。

羽で空中に何かの文字を描いているのか
単にインクを落としているのか判らないのですが、
いずれにしてもロマンティックな右手の使い方です。

また、戦車の車輪には太陽っぽいものが描かれています
(半分しか描かれていないけれど)。
正面にも似たような太陽かひまわりのような、力強い絵柄です。


このオーロラ、結構なプレイガールっぷりで
数々の男性を魅了し、逢瀬の後も堂々と天空に昇る姿は
立派(我が道を行く的な)というしかありません。
堂々と朝帰り、みたいなかんじ。

まぁ、ギリシャ神話って基本ハチャメチャな内容ですけどね。
















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