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最も好きなフランスの映画監督、
フランソワ・トリュフォー作品「アメリカの夜」をみてきました




東京藝術大学大学院映像研究科 オープンシアター 2016-17


何度か見ていたのですが、今回は上映後になんと
当時の撮影監督ピエール=ウィリアム・グレン氏の
講演があったのです。

(トリュフォー作品で撮影したのは3本)
「アメリカの夜」
「私のように美しい娘」
「 トリュフォーの思春期」

現場の裏側を余すところなく話し、
一般からの質問にも丁寧に答えてくださって。


例えば

・撮影中、主演女優であるジャクリーン・ビセットにも
ナタリー・バイにもダニにも言い寄っていたトリュフォー
(監督なのに!)
それに耐えられなくなったジャクリーン、
グレン氏の部屋に避難していたことがあったとか。
さすがフランス愛の国。

・スタッフ同士の恋愛事情はお盛んだったようで
描かれていることは実話。

・出演しているトリュフォーの耳に補聴器のようなものを
しているのはルイス・ブニュエルをイメージして

・映画の中の恋愛三角関係のベースは自身の作品
「恋のエチュード」、背中をピストルで撃つシーンは
「柔らかい肌」を盛り込んだ


 講演後、ピエール=ウィリアム・グレン氏に握手を求めた時
「まさかお会いできるこんな日がくると思わなかった」と
感謝の気持ちを伝えたら、とても喜んでくださって。
親切な通訳さんにもありがとう。いい日でした。




















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