color air 1,2,3,4月の映画(2017 観た編)② 忍者ブログ

①の続き



チェ 28歳の革命 

チェ 39歳別れの手紙


アルゼンチン生まれのキューバ革命家ゲバラ
(ベニチオ・デル・トロ)の壮絶な生きざまの2本。

軍医としてカストロの反政府運動に参加し、
そのうちキューバ、ボリビアで活動する。

なによりゲバラの公正で優しい人柄と情熱に
すっかりまいってしまった。数年前、
ゲバラの身のまわりの世話をしていた女性が
彼の紳士で分け隔てない様子を記録した
文献を読んだことがある。映画でもその通りだった



用心棒




「切られりゃ痛てぇぞ? 」なんて言いながら
向かってくるならず者たちをさらっと斬っていく
アクション時代劇。

剣の腕は確かな流れの浪人三十郎(三船敏郎)、
ギラギラした目で洒落物の卯之助(仲代達矢)との
ラストは見応えあり。紋付袴に二本刀もいいけれど
飛び道具がサマになる卯之助もイヤラしくていい。



七人の侍 





言わずと知れた黒澤明監督代表作品。
野武士の略奪・襲撃に困り果てた百姓たちが侍たちを集め、
雨と泥にまみれながら必死になって戦う。
力強さと生々しさが画面から溢れ出す。

七人それぞれ魅力的だけれど、
久蔵役の宮口精二の殺陣の美しさに一目惚れ。好き。
※ルパンの石川五右衛門のモデル 



赤ひげ 


あるものからは嫌味を言われながらも法外な金をとり
ない人からは治療を最優先して金をとらない。

ゲバラのように弱気ものたちに公平で
また腕っぷしが強く、チンピラたちを
こてんぱんにやっつけた後、
「医者がこんなことしちゃいかん!」といって手当。
医者だからどっちをどうすれば折れるかわかってて
やってるから間違いなく急所やられてる。
いちいちカッコイイよ、先生。


天国と地獄 


金持ちの子ども誘拐事件を解決するため
捜査するうち見えてくる貧富の差。
現代と変わらない金と憎しみ。



怪談


小泉八雲作「和解(黒髪)」「雪女」「耳無し芳一の話」
「茶碗の中」の四編を映画化した小林正樹監督の
オムニバス怪奇映画。細部の美術もカットも美しい。

雪女役の岸恵子の冷やかな美貌が魅力。
それぞれ面白いけれど、なかでも気に入っているのが
「耳無し芳一の話」。芳一(中村 嘉葎雄)の演技は
申し分なく、冷静な住職の志村喬あっての無垢さが伝わる。
目が見えない分、素直で感受性が強かったはず。

最後の最後まで、不思議な終わりかたで後をひく不気味さ。

今回はこれで終わり。




















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