color air スリー・ビルボード 忍者ブログ

観てきました


スリー・ビルボード



何とも言えないモヤモヤな感情が消化しきれていない。

一人の女性の娘の残酷な死を引き金に、
それぞれが深い絶望や闇を抱えているのが浮き彫りにされる。

最初は孤立無援で誰も味方ではなく
敵ばかりだと思っていたけれど、
実のところ本人が隠しているつもりでも
周囲にはばれていて、きちんと見てくれている。

"怒りは怒りを来たる"けれど、
その怒りの炎の勢いを静めてみると
誰かの優しさが感じ取れたり。

主人公のミルドレッドが登場するときには
西部劇のようなウエスタンの渋い曲が流れて
戦う気満々なのが理解できる。


アメリカの今も続いている闇が裏テーマで
一言では説明できない。


主演女優賞にフランシス・マクドーマンド、
助演男優賞ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル
の3並びに納得。女優賞にサリー・ホーキンスも
名を連ねているけれど、フランシスが受賞してほしい。

「ファーゴ」のときと全く変わってない
独特の雰囲気と口調の面白さは、誰にもマネできない。

マーティン・マクドナー監督は俳優なみに
カッコイイ。


で、良い作品なんだけれど
ネットで予約をしようとチェックしたら
客席がガラッガラで、あまり日本では人気がないようで。
内容が内容だし、娯楽性よりも社会派だからかなー。




















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