color air 日々のこと 忍者ブログ

本日は女の子のお祝い雛祭り。

元々貴族の雅びな遊びごとだったらしいのですが、
時代と共に穢れ払いや厄除けの人形とされたようです。

一般的な雛壇では
・一段目 ◆内裏雛(だいりびな) ひな人形の主役の二人
 男びな:お内裏様(おだいりさま) 女びな:お雛様(おひなさま)
 両脇に雪洞(ぼんぼり)
・二段目 ◆三人官女(さんにんかんじょ) お酒をつぐ給士役の三人
 左から 加え(くわえ)の銚子(銚子:お酒を注ぐもの)
 三方(さんぼう)(三方:供え物を載せる四角の台
 長柄(ながえ)の銚子の盃を持つ。
 官女の間には高坏(たかつき)の上に丸餅(高坏:食べ物を盛る台)
・三段目 ◆隋身(ずいじん) 主役の内裏雛を警護する武官 
 右大臣(うだいじん:若者) 左大臣(さだいじん:老人)
・四段目 ◆五色の菱餅と右近の橘(うこんのたちばな)、
 左近の桜(さこんのさくら)が咲いている

更なる段飾りにはお付きのスタッフが増えるように
様々な役職付きの人形が飾られます。

で、昨日は白酒の話だったので
お雛様と共に飾られる菱餅について。

私事ですが十数年前は親戚の田んぼで取れた
お米で餅つきをし、それを菱形にしてくれていました。
今は後を継ぐものがおらず、残念ながらその習慣も
廃れてしまったのですが、 綺麗な三色餅でした。

その菱餅の色には
赤:魔除け
白:清浄
緑:健康
などの意味があり、重ねの色には
赤: 桃の花(春)
白: 雪 (冬)
緑: 新緑 (初夏)と当てはめ、
下から緑・白・桃の順番で重ね並べ
雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲き
健やかな成長を願い、自然の摂理を表わしています。

また、この日に食べると良いとされるのが
はまぐり:女の子の美徳と貞節を表す
よもぎ :薬用効果があり、健やかに芽吹く意味
えび  :えびの赤は生命を表す
はす  :見通しのいい人生
まめ  :健康でまめに働くこと

食材に願いを込めるのはお正月のお節と似ていますね。 


ちらっとお雛祭りっぽいメニューにしたい場合は桜飯でも。

★桜飯の作り方
 材料 桜の塩漬け(水に浸して塩抜き)適量
    お米 お好みで(2合でも3合でも)
    梅酢か梅干の漬け汁 適量
    野沢菜やしらす、わかめや白ゴマなど

作り方は簡単
お米をとぎ水、水がピンクになるくらい梅酢か梅汁をいれ
炊飯器のスイッチオン、炊き上がったら野沢菜などの
緑色の細切れ野菜などをあわせて混ぜるだけ。完成!


飾り終えた菱餅も美味しく召し上がれ




















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