color air ひな祭りのはじまり 忍者ブログ
今日3月3日はお雛祭り。

女の子の成長と健康をお祝いし穢れを払う儀式で、
具体的には人の形に切り抜いた"ひとがた"の紙で体をなでて
穢れをうつし、海や川に流す祓(はらえ)の行事でした。

それが次第に豪華になり貴族の雅な飾り、雛人形となりました。

またこの日は「上巳(じょうし)の節句」五節句のひとつです。

中国文化の流れで雛祭りを説くと、 陰陽が深く関わってきます。

3月3日を「上巳の節句」としたのは「陽」が重なる3日だから。

なぜ3日?なのかと言うと中国で奇数は【陽】、偶数は【陰】と
されていて【陽】が重なると【陰】になるとされています。

そこで奇数が重なる日を取り出し
「避邪(ひじゃ)」の行事が行われました。

「避邪」とは災いを避ける、という意味があり、
元を辿ると魔と戦い、邪なものを寄せ付けない
神獣 貔貅(ひきゅう:中国の架空の動物)のことだとか。

中国風水の中でも上とされている避邪獣を家の内に置くと
家庭内平安を招き凶事を吉事にし、招財のご利益もあるようです。

この神獣、お尻の穴がなく主食である大好きな金銀財宝を食べ、
お腹にたくさん貯めることから財運の象徴とされています。

またこの貔貅は天帝(龍)の9番目の子であり、
金銀財宝の獲得と財産保持のシンボルとして崇められています。

日本と中国での意味合いが違いますが
女の子の邪気・穢れを祓い、食べるのにも
困らないほどの財を貯めることを願う日と言えます。

親の心とすれば、大切な我が子の幸せが一番ですものね。



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