化粧品売り場を通ると各ブランドごと
華やかにディスプレイされています。
見ているだけでも十分楽しいですよね。
ここまでの化粧文化が進化するまで
様々な道を辿ってきたのですが、
ちょっと興味深い話をひとつ。
ちょっと興味深い話をひとつ。
大正時代(1920年頃)は着物に長髪を結うスタイルが
徐々に変わり、着物に断髪(ショートボブ)という
前衛的なスタイルが流行りはじめました。
髪型が変わるとメイクも変わるもので、
白粉(おしろい)で肌を染めることが常識だったのを
多くのバリエーションが登場。
粉白粉、水白粉、練白粉の3種類に加え
クリーム白粉、紙白粉、海綿白粉と多種多様。
色味も多色化し、肌色を調整する白色、黄色、
肉黄色、牡丹色、ばら色、青色、緑色、紫色がありました。
粉のテクスチャにもよりますが、今でいう
コントロールカラーのようなものですね。
資生堂では「七色粉白粉(なないろこなおしろい)」を発売し、
いつの時代でも、個人特有の肌の色味を補正することで
美しさを惹きだす考えは健在です。
最近はすっぴんメイクという、極力厚塗りせず
化粧下地にかるくパウダーをする方法が流行っているそうです。
化粧下地にコントロールカラーが入っているものもあるし、
どんどん便利になっていますね。
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