随分前、フランス・ルーアンへ遊びに行きました。
滞在先は友人のアパルトマンだったのですが、
そこは今思い出してもステキな場所でした。
なにがいいかって
テレビがない。
部屋で流れるのは
ラジオかクラシック、オペラのレコードやCD。
それと
隣の教会から聞こえる鐘の音。
マルシェで新鮮なものを手に入れるから、と
冷蔵庫はなくてクーラーボックスだけ。
朝はフランスパンと新聞を買いに行って
カフェオレで朝食、と想像通りのフランス生活。
本当に気に入ったものでなければ買わず、
アイデアですべてまかなっていました。
「テレビも冷蔵庫もなくて、不便じゃない?」
の私の問いに
「なぜ?なんでも持てばいいってもんじゃないよ。
それに君たち(日本人)はモノに頼りすぎだよ。
便利が素晴らしいとは思わない。頭を使わなきゃ。」
「僕はもっと少なくてもいいと考えている。
美味しいパンとワインと本と花があれば十分さ。」
ですって。
ですって。
キミはスナフキンか!という感じですが
こんな風に暮らせるのが、とてもとても、羨ましかったです。
少ないもので、豊かに暮らす。
モノは少なくても、優先順位をきちんときめていて
余裕がある丁寧な暮らしを感じました。
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