週末に銀座のエルメスで映画を観てきました

ひきしお

監督はマルコ・フェレーリ
出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、マルチェロ・マストロヤンニ、
ミシェル・ピッコリにコリンヌ・マルシャンと豪華。

内容は孤島に住む一見粗野に見える男に惹かれ
一緒に生活しはじめるも、関係が徐々に崩れ
ご主人様に尽くす雌犬のような美しき女、、

当時熱愛中のふたりが別離後に
授かったのは女優キアラ・マストロヤンニ。
最近どちらにもよく似てきています。

話は戻って
ドヌーヴ最大のヒット作に「？」なのですが
サンローランのサファリルックや形のよいブラウス、
スーツなどには文句のつけようがないほど洗練されている。
しかも色はすべて真っ白！金髪のドヌーヴ様にぴったり。

途中やや退屈なシーンもありましたが
エーゲ海やパリの邸宅シーンなど背景も美しい。
あと、どこかで見たことがある冷ややかな美女
コリンヌ・マルシャンは主役のクレオでした




映画ひきしおの上映は今週末土日で終了。

11月は短編オムニバス ― 大地の力
12月は美女と野獣（ジャン・コクトー！）

要WEB申込、無料




お次は10Fのスタジオから8Fのギャラリーまで降りて
ミシェル・ブラジー 「リビングルームII」。


自然と近代的なアイテムを融合させたり
四季の名前の付いた椅子とイメージしたフェロモンミストが
あったり、ワインを飲む壁があったりと自由です

なかでも感心したのはねずみやカタツムリも
アートの協力者であること。


ながーいカーペットの上には


３匹（１匹は別の場所）のカタツムリがはいずった後

動かないのでスタッフの方にたずねたら、
「今日は休憩というかお休みです、昨日は活動的でした」
とのこと。

ついでに
「脱走したらカーペットに戻すのですか？」
「何度も反抗的なのがいて、今は壁にくっついています
　場所をお教えするので見ていってやってください、
　今は別の１匹を補充してます」
「カタツムリはどこから購入したのです？」
「埼玉まで採りに行きました（作家が）」

いろいろとフレンドリーに教えてくださるスタッフは
前回イブ・クライン話で盛り上がった方でした。


ちんまりと脱走


11月27日まで

※正面玄関からまっすぐ奥に向かうとエレベーター、
　それで８Ｆへ

無料



最後に三越７Ｆギャラリーで「篠田桃紅 作品展」。




104歳で現役の美術家　篠田桃紅さんの
作品は、どれも洒脱で強い輝きを放っていました。

100万越えなんてザラで、目の前でも
どんどん売約済みのシールが貼られていました。

今日25日まで