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本来の色を再現した、貴重な色見本です



『日本色彩大鑑 (全5冊・別巻1)』河出書房新社

一般的な色見本は紙に印刷や塗布ですが、こちらは
紙ではなく布。染めだけで6年かかったそうです。


【公式サイトから】

草木の天然染料による正絹染布1395色。
日本色彩史研究の金字塔!

古代から江戸まで、色彩の登場を歴史的に追い、
最もわかりにくいとされてきた平安時代の
「襲色目」「重色目」も、初めて実物の布色で再現!

■特色
1.草木による天然染料で忠実に再現 染め上げに6年かけ、
化学染料、顔料ではとうてい再現できない美しい仕上がりになっている。
2.正絹の染布で作った初の日本色彩見本帖 江戸の紺染め一枚のみ木綿を使用、
あとは最も発色の良い正絹羽二重に染めた。
3.染色法の過程を分析提示 1つの材料から1つの色を染めるだけでなく、
先人はさまざまな交染を工夫していた。その過程も染布で示した。
4.古代から江戸まで歴史的に編集 色彩の登場を歴史的に追う視点を重視し、
色を個別のものとしてではなく文化史の中に位置づけようとした。
5.古典文学、歴史理解に必携 『源氏物語』『枕草子』等の平安文学から
江戸文学まで。古典に登場する色名が多くの実例の布色で理解できる。
6.日本色彩史と染色技術の詳細な解説書付 別巻には、古代から江戸までの
本編に収録した色彩、配色の研究の成果をまとめ、その歴史的変遷、
著者独自の説を収録。

■構成
第一巻 古代の色
第二巻 平安時代の色(一)
第三巻 平安時代の色(二)
第四巻 平安時代の色(三)
第五巻 江戸の色
別巻 解説書

●体裁 B4判横綴和本/染布=正絹羽二重/表紙=紬織
函=美麗四方帙/解説書256頁 著者松本 宗久 


そのお値段は

定価742,500円(本体675,000円)

表紙だけでもしっかりしているし、
ここまで手がかかれば納得な価格です。

が、簡単に手に入るものではなくても見てみたい。
そんなときの頼み綱は図書館なので

図書館横断検索サイト

↑検索すると閲覧できる場所が出てきます


着物が好きな人や本当の色を知りたい人、
舞台芸術や時代考証などに役立つので
色彩好きさんは要チェックです。




















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