先月からはじまった毎月のイメージシネマ。
今月は『五月のミル』
1968年の5月革命の最中、南仏で暮らすある一家の老母が急死した。
慌てて葬儀の準備をはじめるも、パリでの革命の影響でストライキになり
棺も手に入らずガソリンもなく、うまく物事が運ばない。
それだけでなく集まった家族のそれぞれの事情も浮き彫りになり、
意図せず悲劇というより喜劇が繰り広げられる。
愛する家族が亡くなっても美味しい食事とワインは口にするし
昔関係のあった男性と再会すればそんな感じになるし
孫娘の少女のスカートの中を覗こうとしたり、あっちやこっちで
お盛んだし、あげく遺体&大勢の前でくじをひいて愛し合う行為を
見せようとか、普通で考えれば正気の沙汰ではないんだけれど
これが不思議と面白い。それぞれどーしようもないのに
真面目に生きている様を良い力の抜け具合で作り上げたのが
巨匠ルイ・マル監督。さすがです。
中でも軸となる5月革命は電話とラジオで様子を知るだけで
基本的には家族の話。なんとなく遠い世界で起こっている
現実と日常のバランスが今も昔も変わらない。
イメージする色は黄緑色と水色。
生茂る木々は濃緑もあるけれど、まだまだ勢いのある
若芽の黄緑の印象が強く、天候のいい空は水彩のような水色。
どちらものびのびしていてフランスの人の気質のよう。
加えて愛と性はいくつになっても欠かせないもんだと
映画を通してつくづく感じました。
2023年5月の映画でした。
今月は『五月のミル』
1968年の5月革命の最中、南仏で暮らすある一家の老母が急死した。
慌てて葬儀の準備をはじめるも、パリでの革命の影響でストライキになり
棺も手に入らずガソリンもなく、うまく物事が運ばない。
それだけでなく集まった家族のそれぞれの事情も浮き彫りになり、
意図せず悲劇というより喜劇が繰り広げられる。
愛する家族が亡くなっても美味しい食事とワインは口にするし
昔関係のあった男性と再会すればそんな感じになるし
孫娘の少女のスカートの中を覗こうとしたり、あっちやこっちで
お盛んだし、あげく遺体&大勢の前でくじをひいて愛し合う行為を
見せようとか、普通で考えれば正気の沙汰ではないんだけれど
これが不思議と面白い。それぞれどーしようもないのに
真面目に生きている様を良い力の抜け具合で作り上げたのが
巨匠ルイ・マル監督。さすがです。
中でも軸となる5月革命は電話とラジオで様子を知るだけで
基本的には家族の話。なんとなく遠い世界で起こっている
現実と日常のバランスが今も昔も変わらない。
イメージする色は黄緑色と水色。
生茂る木々は濃緑もあるけれど、まだまだ勢いのある
若芽の黄緑の印象が強く、天候のいい空は水彩のような水色。
どちらものびのびしていてフランスの人の気質のよう。
加えて愛と性はいくつになっても欠かせないもんだと
映画を通してつくづく感じました。
2023年5月の映画でした。
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