観てきました

「悪魔が夜来る」＠メゾンエルメス銀座



悪魔に魂を売り、人間を絶望・破滅させるため
地上に降り立った手下２人のジル（アラン・キュニー）と
ドミニク（アルレッテイ）。

彼らが婚約の儀式を執り行っているある城に
吟遊詩人として訪れるところからはじまるのだけれど、
最初のつかみからが面白い。

いずれ婚礼を迎える２人と新婦の父を誘惑するまでは
よかったけれど、ジルは新婦アンヌ（マリー・デア）に
本気で恋をしてしまう。
そこから歯車が狂い始め、とうとう悪魔が姿を表わして、、

というストーリー。

本物の愛を知ったら自己犠牲もいとわない
大人のおとぎ話のようで、衣装や内容も美しい。
ラストが切なさ多めのロマンティックさで満足。

それにしてもアルレッテイは「天井桟敷の人々」同様
冷たい美しさで輝いていたし、新人マリー・デアも
フレッシュで愛らしかった。

アラン・キュニーはジャン・マレーだと
勘違いするほど似ていたし、悪魔役のジュール・ベリは
國村隼さんのようにとんでもなくカッコよかった。

５月の土日のみ上映、要予約　入場無料。