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観てきました


ジャン・コクトー『詩人の血』@エルメス銀座



マン・レイ『ひとで』@エルメス銀座 


2本同時上映で共に美しいモノクロ。

『詩人の血』は『オルフェ』『オルフェの遺言』
『恐るべき子供たち』などを思わせるシーンがあり、
鏡や壁づたい歩行、水の中から飛び出すなど
コクトーお得意のトリック撮影を堪能できます。

ラストシーンの牛と歩く女性の彫像はピカソの「ゲルニカ」を
連想させるので、いろいろな人や作品へのオマージュっぽい。


『ひとで』は映像畑のひとではないマン・レイの
写真のひとこまをつないだような作品で、ぼやけた人物、
女性のヒールのアップ(その角度で撮る?ってほど不思議なカメラ位置。
脚フェチのフランソワ・トリュフォー『恋愛日記』のヒールシーンは
ここからきているのかも)ユニークで面白い。

2本とも内容を追うというより映像美を楽しむ感じ。
どの場面も絵になるし本当好き。


来月のプログラムは『私は、マリア・カラス』
観たかったので嬉しい!




















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