一年に一度の映画の大きな祭典、終わりました

2023 | Oscars.org

第95回アカデミー賞特集2022年 | Academy Awards 2023

今回は否応なく、泣けるカンフーこと
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
通称エブエブがすべてにおいて最有力候補との前評判が
そのまんま実現した形でした。
他の優秀な作品がそっちのけで、ちょっと気の毒なほど。



とはいえ、長い間表舞台から遠ざかっていた
キー・ホイ・クァンの受賞時にはＴＶの前で一緒に泣き、
ジェイミー・リー・カーティスで泣き、またしても
ミシェル・ヨーで泣き、ブレンダン・フレイザーでも
泣いたので顔が痛い。

娘役のステファニー・スー（シュー？）が
やたらと存在感があり、『オーシャンズ8』の
オークワフィナを連想。一瞬会場のカメラが
サンドラ・オーを映していたし、今まで
見えない存在とされていたアジア勢が
ぐんぐん伸びてくるのをみて感慨深かったです。

ずっと楽しみにしていたこの作品、
初日に観てきましたが途中何組か席を立ったので
（ちょっとお下品カンフーのシーンで。あれ
　すごい笑えたけど）好き嫌いはあるけれど
一筋縄ではいかない、笑って最後は泣ける
はちゃめちゃ不思議な映画でした。

会場パフォーマンスで盛り上がっていた
「“ナートゥ”をご存じか？」のダンスも最高だったし
今年は安全に開催終了するため、ちょいちょい
昨年の暴力事件をネタにしながらすすめていたり
再び面白いアカデミーが戻ってきた「回帰」が
テーマのようなアカデミー賞2023でした。

次の楽しみは5月公開の『TAR／ター』
ケイト・ブランシェット様です。