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観てきました



マンチェスター・バイ・ザ・シー



人生に傷を負っていたり、とりかえしのつかない事、
やり直しがきかない年齢、大切な人の死を経験したひとは
わりと強くダメージを受けて号泣する作品。

地味な内容だし響かなければ退屈な内容だと思う。

言葉で説明しにくい感情の澱をかきまぜたり
掬いとったりするので、この作品に関しては
実際に観てください、です。

ちょっとだけ、ネタバレ的ななにか↓




















・いつまでも自分のやってしまった過去から離れることが出来ず、
すべてを閉ざすリー役のケイシー・アフレックの諦めて、苦しんで
悩むあの表情がなければ成り立たない作品。
そもそもの候補のマット・デイモンではこういかなかった。

・甥パトリックが父の死に殆ど動じず、悲しんでいないように
見えたけれど、ショックが大きすぎると感覚がわからなくなるはず。
そして叔父のリーの愛情を試している。どちらも深くわかる。

・ある晩に冷凍庫からチキンパックが大量に飛び出してくるシーン。
パトリックが堰を切ったように泣くきっかけになったのは
父が冷凍のままというより、日付をみたからじゃないか。
生きている間に父が買い出してる日常を思い出したからなのでは。
今までいた人が突然いなくなるのに、痕跡が残っているのは
想像以上にメンタルに負担があってキツい。

・エンドロールで実際に"マンチェスター・バイ・ザ・シー"という
場所があるのを知ってなぜかまた泣けた

・サントラが泣ける



『アルビノーニのアダージョ』が悲しく耳に残る



















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