観てきました


Moonlight


1日の映画の日に見に行ったけれど、
未だに消化しきれず反芻しながら考え込んでいます。


↓　ネタバレあり　↓




















貧困、いじめ、同性愛、麻薬 などが絡み合い
閉塞感でいっぱいの少年”リトル”が出会った
麻薬売人フアン。

彼は善悪だけで判断できないニュートラルな男性で、
麻薬を売っている引け目から何かとリトルを目にかける。

幼く戸惑いながら生きるリトル、
成長してもなお不安な”シャロン（リトルの実名）”、
大人になった”ブラック”の3つのパートで構成されています。

素直さゆえに、初めて知った父性の対象である
フアンの生き方そのままをなぞったような仕事につき、
それでもなお心に秘めた愛する人を目覚めてすぐに思い出す。

あるとき電話がかかってきて、、


母親役ポーラのナオミ・ハリスがわずか3日間で
大きく世代変貌させたことに驚愕し、
テレサ役のジャネール・モネイはひたすらチャーミングで
（Hidden Figures にも出演。いつ公開なんですかね？）
なによりたまらなくセクシーなフアン役マハーシャラ・アリが
たった最初の24分間の出演のみで作品全体を包み込む
魅力をふりまいています。

ラストは『バッファロー'66』を連想





はじめから終わりまで色彩と音楽が印象的で、
心だけでなく視覚・聴覚がもっていかれます。


劇中で大きな意味を持つ曲

Hello Stranger

これがまた素晴らしくて、、


ブラックじゃなくてブルー


今もずっと、耳の奥で波の音がしています