本日3月3日は女の子のお祝い雛祭り。

多くの人が知っているお雛祭りのはじまりは
貴族の雅びな遊びごとだったらしいのですが、
時代と共に穢れ払いや厄除けの人形とされたようです。

スタンダードなお雛様スタイルはこんな感じ


1段目 ◆内裏雛（だいりびな） 雛人形の主役の二人
男びな：お内裏様（おだいりさま）
女びな：お雛様（おひなさま）
両脇に雪洞（ぼんぼり）
2段目 ◆三人官女（さんにんかんじょ）お酒をつぐ給士役の三人
加え（くわえ）の銚子（銚子：お酒を注ぐもの）
三方（さんぼう）（三方：供え物を載せる四角の台
長柄（ながえ）の銚子の盃を持つ
高坏（たかつき）の上に丸餅（高坏：食べ物を盛る台）
3段目 ◆隋身（ずいじん） 主役の内裏雛を警護する武官
右大臣（うだいじん：若者）
左大臣（さだいじん：老人） 膳にはお酒？
脇に右近の橘（うこんのたちばな）左近の桜（さこんのさくら）

雛人形の周囲を飾る様々なお雛菓子もありますが
最も目立つのがきれいな3色菱餅。 
・桃 → 桃の花（春）
・白 → 雪 （冬）
・緑 → 新緑 （春～初夏）と当てはめ
下から緑・白・桃の順番で重ね並べ、
雪の下には新芽が芽吹き桃の花が咲く
健やかな成長を願う思いと自然の摂理を表しています。

また、この日に食べると良いとされるのが
・はまぐり：女の子の美徳と貞節を表す
・よもぎ　：薬用効果があり、健やかに芽吹く意味
・えび　　：えびの赤は生命を表す
・はす　　：見通しのいい人生
・まめ　　：健康でまめに働けること（これはお節と一緒）

それぞれの意味を合わせると
ちらし寿司が定番なのも理解できますね。