一年の折り返しにあたる今日、
半年分のケガレを落とし、後半の無病息災を
祈願する神事「夏越の祓」が行われます。
この日、お社前には大きな輪っかが置いてあり、
それを左・右・左と八の字になるようくぐります。
これが茅の輪くぐり。
ご存知の方も多いと思いますが、簡単な説明を。
正面に立ち、この輪を 左回り、右回り、左回りの順で
「∞」の字を描くように3回くぐり抜けて参拝します。
これは自分自身を玉串に見立て、
全身を使い祈願をすると言われています。
玉串にも様々ないわれがあるようで、最近読んだ本には
天と地をつなぎ人々の成就祈願を天に昇らせる一筋の光、
の意味があるようです。
で、なぜ八の字かというと
神主さまが降っている大麻のように、とか
生まれ変わり、永遠という意味など諸説あるようです。
その際、これまた地域によりですが
言葉を唱えながらくぐる風習があり
◇「蘇民将来・蘇民将来、、」
◇「水無月の夏越の祓する人はちとせの命のぶというなり」
(※水無月の夏越の祓をする人は、寿命が千年伸びるという意味)
◇「思うことみなつきねとて麻の葉を切りに切りても祓ひつるかな」
(※思い悩む事が全て無くなることを祈り、麻の葉を
切りに切って大祓するという意味)
・みなつきねとて 皆尽きてしまえとて
「みなつき」は「皆尽き」「水無月」の掛詞。
・麻の葉 細かく切ってお供えにしたことから
・麻の葉 細かく切ってお供えにしたことから
などと言葉を唱えながらくぐる風習があります。
調べたところ、和泉式部 千人万首(後拾遺1204)の歌でした。
夏越の祓えにあわせて食べる「水無月」というお菓子もあります
日本では小豆の赤を体にとり込むことで
厄除けできると考えられていたようです
メビウスの輪やウロボロスのように死と再生、無限大を
願うのは、いつの時代も変わらないですね。
メビウスの輪やウロボロスのように死と再生、無限大を
願うのは、いつの時代も変わらないですね。
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