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子供のころ、
「女の子はピンク、男の子はブルー」と
お決まりの色設定で服や文房具を
揃えられていた気がしませんか?

大抵グッズは強い色調の赤と青か
もうちょい優しめなピンクや水色で
男女分けしていたような。

赤ちゃんのおくるみをはじめ
ベビーグッズも同様ですね。
(赤ちゃん用は黄色も多いけれど)

で、それらは消費主義社会に擦り込まれた
固定観念によるかもしれないと考えたのが
写真家のユン・ジョンミ。

そこで「The Pink & Blue Project」をスタートし、
それぞれの子供が持っているピンクやブルーの
衣類雑貨一切合切を集めて撮影したものを
アートワークにしています。


「女の子はピンク、男の子はブルー」という固定観念は変化する:
 その移ろいを示す14枚の写真 / WIRED



これで終わらず撮影から10年経過後、
改めて本人たちに会いに行き
「ジェンダーと結びつけられた色の概念を追う」
までが面白い。

多様性と言われている今でさえ
子供のころには当然のように男女で色分けされ、
なんの疑問も持たずにそれらを使う。

物心ついたある時、初めて自分の性や
アイデンティティを確認したり悩んだりする。

こう考えると、全部とは言わないまでも
世界全体で共通の色による性の刷り込みを
しているのかもしれない。

脈々と続いている色によるシンプルな
性別分けは、根が深くそれによるダメージも大きい。
特にLGBTQIAには。

Q(クエスチョニング)
 自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人

I(インターセックス)
 生まれつき男女両方の身体的特徴を持つ人

A(アセクシュアル)
 誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人


大人になれば大抵自由に選択できる色も、
子供なりの苦労もありそうです。




















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