前回に引き続き LA LA LAND について。
頭の中でサントラとその時の映像が
エンドレスリピートされ、脳内お祭り状態です。
明日のアカデミー賞に向け、体は温まっております。
舞台は夢追い人の街、LA ロサンゼルス。
つまり LA LA LAND とは役者・女優・その他の
アーティストの夢を叶える場所という意味。
こっちの世界にようこそ!
あらゆる場面でいちいちコメントをつけたいのですが
ただのメンドクサイ人になるので感じたことをいくつかまとめて。
もちろん、ネタバレありです ご注意↓
予告編では最終的にみんながハッピーエンド、と作っていますが
大間違い。ラスト10分近くはあまりの切なさに胸がつぶれそうで
本気でぼろぼろ泣きました。おそらく多くの人が共感するであろう
「運命の人とはなぜか一緒になれない。けれど、一生想い続ける人」
だと人生が過ぎてから はっきり気付くときが来るときがあること。
ラスト10分くらいではじめてキャッチコピーの
「夢をみていた」の意味がわかること。
はじめはそれぞれが自分の夢を叶えるためだったのに、
いつしかセブ(ライアン・ゴズリング)が女優志望の
愛するミア(エマ・ストーン)の夢を実現するため、
望まない現実的な選択をしたこと。それに彼女は納得がいかないこと。
それでも、彼女を信じて迎えにいきチャンスをつかませること。
そのとき
男性側(セブ)が女性(エマ)についていく選択がなかったこと。
LAでなくても、柔軟にパリで成功して子供をもうけていたかもしれないこと。
なにより
手放してはいけないものの大きさを、互いにわかったとき、
傍にいるのは自分ではなかった、その大きすぎる喪失感。
あのときああしていれば、こうしていれば、、、と
ちょっとした選択違いが少しずつ二人のすれ違いを生んだこと。
この画像はわかりやすく現実的な色(ここでは黒ではなく濃い紫)
を着用して前を見ているミア、後ろ(過去)を見ている
純粋な想いを抱き続けたセブの白いスーツ。
最初は原色ではじまり、中盤からミアの服の色は
コーラルピンクやモーブにかわっていきます。
セブも保守的な茶系から明るめの色を着用していき
自己開示ができてきます。仕事中は防御の黒だけれど。
人生は必ずしも望んだとおりにいかない。
けれど、ロマンティックであることはわすれてはいけない。
とセブは言っていました。
セブの店に偶然夫婦で訪れるときのミアは
黒のワンピース。現実的な生活を送り、セブの店で再会したとき
本当に愛していたのは彼だった、と気付いたはず。
ラストのセブの視線で更に号泣でした。
・・・・・・・・・・
エンドロールで「Japanease folk song / ○○ Taki」とあり
瀧廉太郎?そんなの流れていたっけ?と考えてもわからず。
調べてみたら「荒城の月」JAZZバージョンでした。
いくつか種類のあるサントラには入っているようですよ
もう一度見に行きたいけれど切なすぎてダメかもしれない
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